私が思っていること

私が強く思っていること。

それは、「本来、格闘技は楽しいもの」だということ。

生物としての本能がそう思わせるのかどうかはわからないけど、いろいろ技術を身につけて上達して行くと面白いです。

ボクシングや、柔道、他の格闘技も興業としてそれが成立しているのは、人間の本能を刺激するからではないでしょうか。

誰かにパンチングミットを持ってもらって、それを叩いてみたり、
または、キックミットを持ってもらって、それを蹴ってみたり。
当たった時の感触は、とても気持ちが良いものです。

指導する人と楽しく会話をしながら、時には真面目に運動して汗をかくのはスカッとするし、楽しいことだと思うのです。

でも広く周りを見渡すと、何か格闘技を習って、楽しくずーっと続けられる人は、実はそんなに多くはありません。
それはなぜでしょうか。

私が思うに、以下のようなことが理由として考えられると思います。
あなたがどこかで格闘技を習った経験があるのなら、ひょっとしてこんなことを思ったことはありませんか?

  • 毎回の練習がワンパターンでつまらない
  • 教えている人の説明が、あまり上手ではない
  • 指導者を人格的に好きになれない。
  • 他の練習生がやけに偉そう。挨拶もまともにしてくれない。
  • 他の練習生に強く攻撃されるから痛いし怖い。怪我をしてしまう。
  • 練習場所が遠いから、通うのがおっくうになる

一つずつ私の意見を話しますね。

【毎回の練習がワンパターンでつまらない】

練習する側からすると、お金を払って教えてもらうのですから、練習内容が毎回同じだと飽きてしまいますよね。
もちろん、毎回やった方が良い準備運動などはあります。

しかし練習内容となると、いつも同じ動きというのは飽きます。
私がそうでした。

【教えている人の説明が、あまり上手ではない】

プロの格闘家だからといって、指導まで上手かというと決してそんなことはありません。
言っていることがよくわからないと、聞いている人には伝わりません。

例えば、指導者の声が小さかったり、早口だったり、言葉をしょっちゅう噛んでいたり、攻撃側・受け側どちらの動きの説明をしているのかわからなかったり、「こっち」という言葉を多用して、右なのか左なのかわからない。などなど。

あと、日本語の特徴として「言葉を最後まで聞かないと意味が通じない」というのがあります。

例えば「こういう時は、右足に力を入れ-」まで聞いても、言葉の意味が分かりません。
この言葉の続きが「る」なのか「ない」なのか。
つまり、「右足に力を入れる」なのか「右足に力を入れない」なのか。

最後まで言葉を聞かないとわからないですよね。
教える側がきちんと考えて話さないと、相手には伝わらないのです。

【指導者を人格的に好きになれない】

格闘技を習うのは、強くなりたいからだという理由の人が多いと思うのですが、
やはり人格的にも優れていないと、その人から学びたいという気にはならないと思います。

僕は「この人の考え方はちょっとな…。」という人を何人か見てきました。
物の考え方や、言葉使いなど、指導者はそういうことも意識しないといけないと思ってます。

【練習生の先輩や強い人が、他の人に偉そうにする】

人間ってそういう所があるんですよね。

最初の頃は礼儀正しく練習に参加してたのに、慣れて上達するといつしか後輩に偉そうにしたり、
自分の力を鼓舞するようにスパーリングをしたり、ちゃんと挨拶してくれないとか、後輩に余計な指導をするとか。

僕が教えるこの教室では、複数で練習する時は、そういう行動は注意します。

【加減を知らない練習生に強く攻撃されるから、怖い。怪我をしてしまう】

強めのスパーリングをたくさんやって、強い人だけが残るという格闘技ジムは実はたくさんあります。

その人の人格がどうであれ、戦績が良い選手が多ければジムの宣伝になるからです。

教える側がそういう指導方針なら私が口を挟むことではありませんが、実力が重視されるジムだと、運動が苦手だったり、上達が遅い子は嫌になってそのうち辞めてしまいます。

私のレッスンでは楽しく学ぶことを意識しています。


【練習場所が遠いから、通うのがおっくうになる】

これは常設のジムだとしょうがないことです。
「PUNCH & SMILE CLUB」は、出張型のレッスンなので、遠い場所まで行く必要がありません。

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